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成人のお祝い

2017/08/07(月)

 昨年にくりのみ園を利用し始めたAさん。今年で20歳になりましたが成人式に出席する事ができていませんでした。そこで成人した事をささやかながらお祝いし、記念撮影をすることになりました。(本人には母と楽しく過ごしてもらいたい!)

 Aさんは時間や日にちの理解が難しく、次の予定に対して見通しをもつことが苦手な方で、情報の伝え方も確立していませんでした。不安を言葉で表現する事が難しく、行動で示される事があり、私たちも対応に悩む事が多かったのですが、言葉と共に写真やイラストを用いて情報提示することで理解しやすいという事が分かり活用する事にしました。

 お祝いには母親も一緒に同席してもらう事にしました。しかし課題として母親との関係がありました。くりのみ園利用前には母親との外出に強いこだわりがあり、母子ともにお互いしんどい状況でした。その為、今回母に会うと強い外出希望に繋がっていく可能性があり、事前に面会日を作り、提示方法は本人にとって分かりやすいものか、提示内容によって母との外出へのこだわりがなくなるかを評価する事にしました。

 面会では、母親に会っても、母親をあまり意識することなく、おやつを食べてから次の予定のお風呂にいってしまいました。イラストを使ったカード提示をしましたが、今回のイラストはイラストの分かりずらさや、どこを見ていいのかわかりにくく理解が難しかった様子でした。この日の様子で分かった事を活かし、カード提示方法を変える事にしました。

 成人のお祝いをする日、よりわかりやすい写真やイラストの提示に変え、本人の視点にあうような提示方法にしました。母の隣に座ったAさんはケーキを食べながら「面白いなぁ」(楽しいという意味で)と言いニコニコしていました。着物を着て写真を撮る際にはピースサインを両手でしながら、「はい撮るよー、撮ったなぁ~、おしまい!」と言われながらも何枚もの写真撮影に応じてくれました。

 今回、Aさんに初めて『これからする活動』について提示しました。反省する事もありましたが、本人のわかりやすい情報の伝え方が少しわかりました。今後は母親との面会時間を増やしながら、母との外出でお互い楽しく過ごす事ができるようになればと考えています。

 

支援員  福井 弥生

 

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